健康番組や健康系の記事で、ときどき見かけませんか?
☕「コーヒーを毎日飲む人は、認知症になりにくい」
☕「○○大学の研究で、コーヒーの抗酸化作用が…」
たしかに、そういう研究、あります。
でもね、ポテチ、現場で日々利用者さんに関わっていて、ふと思うんです。

いや、効かない気がする〜
そんな話を、現場の理学療法士目線で書いてみます。
論文では、こんなことが言われている
まずフェアに紹介しておくと、コーヒーと認知症の関係を調べた研究は、けっこうあります。
たとえば――
フィンランドの長期追跡研究(CAIDE研究)では、
- 中年期に1日3〜5杯のコーヒーを飲む人は
- 飲まない・少ない人と比べて
- 後年の認知症リスクが低かった
…というデータが報告されています。
これだけ聞くと、「じゃあコーヒー飲もう!」となりそうですよね。
でも、別の研究も読むと、話はもう少し複雑です。
イギリスのUKバイオバンク研究(50万人規模)では、
- 1日6杯を超えるコーヒー摂取は
- 脳の容積が小さくなる傾向
- 認知症リスクがむしろ高い
…という、逆っぽい結果も出ています。
つまり、「コーヒーは認知症に効く!」と言い切れる論文は、ないんです。
「効く可能性もあるし、飲み過ぎるとむしろ良くない可能性もある」というのが、正直なところ。
でも、現場で見るリアルは、ちょっと違う
ポテチが日々関わっている利用者さんの中には、
- 若い頃から毎日3杯コーヒー飲んでた方
- カフェ巡りが趣味だった方
- 朝の一杯が習慣だった方
そういう方が、たくさんいらっしゃいます。
そして――しっかり認知症が進んでいる方も、たくさんいらっしゃいます。

あれ、コーヒー飲んでた人も、ふつうに認知症なってるじゃん?
これが、ポテチの正直な肌感覚です。
逆に、お茶しか飲まなかったお年寄りで、頭がしっかりしてる方もいます。
「コーヒー飲んでたから認知症にならなかった」と言える人は、現場ではほぼ見たことがありません。
ポテチもコーヒー好きだけど
実は、ポテチ自身、コーヒー大好きです。
朝の一杯、午後の一杯。香りで気分が変わる。飲むとシャキッとする。それだけでも、毎日の小さな幸せ。
でも、これは「認知症予防のため」じゃなくて、

単に、好きだから
それ以上でも、それ以下でもない。
「効くから飲まないと」と思って毎日飲むより、「美味しいから飲む」のほうが、ずっと自然で、続きます。
結論:「効くから」じゃなく「好きだから」でいい
巷では、「○○を食べれば認知症予防」「△△を飲めば脳が若返る」みたいな情報があふれています。
でも、
- どれもエビデンスの強さはまちまち
- 一つの食品で認知症を予防する魔法はない
- そして、現場でも「これだけで予防できた」という人は、ほぼ見ない
だから、ポテチの結論はシンプル。
好きなら飲めばいい。
嫌いなら無理に飲まなくていい。
健康のために好きでもないコーヒーを毎日飲む、なんて生活、続きませんから。
ちなみに、水分補給としてはわりと優秀
コーヒーって、「カフェイン入ってるから水分補給にならない」と思われがちですが、最近の研究では、
- 普段からコーヒーを飲む習慣のある人にとっては
- コーヒーも水分補給の一部にカウントしてOK
…と言われるようになっています。
高齢の方は、もともと水分摂取が少なくなりがち。お茶でも、麦茶でも、コーヒーでも、「飲めるものを飲む」が大事です。
ただし、利尿効果もあるから注意
ただし、コーヒーには利尿作用もあります。
- たくさん飲むと、トイレが近くなる
- 夜飲むと、夜中にトイレ起きが増える
- 高齢の方の場合、夜のトイレが転倒リスクにつながる
なので、
- 朝〜午後の早めの時間に
- 1日2〜3杯くらいまで
くらいが、現場のおすすめです。
「○○すれば認知症予防」に、振り回されなくていい
健康情報って、本当にたくさんあります。
そのたびに、家族が「お父さんに○○飲ませなきゃ」「お母さんに△△食べさせなきゃ」と気負っていたら、こっちの体力が持ちません。
ちなみに、「夏バテかと思ったら、実は薬のせいだった」というケースもあります。
巷の思い込みや、なんとなくの常識より、目の前の本人の様子をちゃんと見るのが、いちばん大事です。

大事なのは、本人が楽しめてるかどうか
コーヒーが好きならコーヒーを。お茶が好きならお茶を。それで、いいんじゃないかなと。
「効くから飲ませる」より、「好きだから一緒に飲む」のほうが、きっと楽しい時間になります。

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