デイサービスがあっても、それでも足りない日がある
デイサービスがあっても、ヘルパーさんが来てくれる日があっても。
それでも介護する家族には、「丸一日、誰の世話もしない日」が、時々必要だと思っています。
大切な家族だからこそ。
24時間ずっと一緒にいると、ちょっとしたことで喧嘩が増える。
「言わなくていいことを言ってしまった」
「あんなふうに返さなければよかった」
そういう後悔の積み重ねは、心をだんだん削っていきます。
昨日、ショートステイに来られたおばあちゃま
昨日、ショートステイに来られたおばあちゃま。
娘さんと2人暮らしの方です。
最近、トイレの失敗が増えたことで、娘さんから責められることが増えていたそうです。
「自分でできることは自分で」――娘さんの本音
娘さんは、決して意地悪ではないのです。

お母さんは今まで、しっかりしていたから。
できることは、なるだけ自分でしてほしい。
その気持ちは、よくわかります。
ずっと頼ってきた強い母。
できなくなっていく姿を見るのが、しんどい。
だから「もうちょっと、がんばって」と言わずにはいられない。
現場で、何度も見てきた光景です。
でも、母と娘の言い分は平行線になりがち
娘さん「もうちょっと自分でやって」
おばあちゃま「もう、しんどいのよ」
どちらの気持ちも正しいのに、すり合わせるのが難しい。
そして毎日同じ家で顔を合わせていれば、お互い疲れてしまう。
ショートステイは、「距離」をつくるための時間
そんなとき、ショートステイは本当に強い味方です。
数日〜1週間、お母さんが施設で過ごす時間。
その間、娘さんはご飯のことも、夜のことも、トイレのことも、考えなくていい。
久しぶりに、自分の時間を取り戻せます。
おばあちゃまの方も、ご自宅が大好きなのに、

今回はね、ショートステイ、楽しみにしてたのよ
と笑って話してくれました。
家族と少し距離を置きたい――そういうサインだったのだと思います。
1週間すると「家に帰りたい」と言い出す。それで、いい
ショートステイ中、1週間ぐらい経つと、おばあちゃまはきまって、

そろそろ家に帰りたいわ
と言い出します。
これ、いつものこと。
不思議なもので、離れてみると、家のよさが分かるんですよね。
そして帰ったときに、お互い「やっぱりこの家がいい」と思えたら、
しばらくはまた、穏やかに暮らせる。
ショートステイに、罪悪感を持たないでほしい
ショートステイを使うことに、罪悪感を覚えるご家族もいらっしゃいます。

親を施設に預けるなんて……
その気持ち、現場でもよく聞きます。
でも、ずっと一緒にいて関係がギクシャクするより、たまに離れて仲良く過ごせるほうが、お互いにとってずっといい。
ショートステイは、家族関係を守るための道具です。
ポテチは、心からそう思います。
介護家族の気持ちを、少し楽にしてくれる本
「自分の介護、これでいいのかな」と思ったとき、本を開いてみると、気持ちが整理されることがあります。
ポテチが手に取って、心が軽くなった本を紹介しますね。
正解のない介護。
でも、こうした本に触れると「悩んでるのは自分だけじゃない」と、少しだけ思える。
そういう小さな救いを、手にしてみてほしいです。
在宅介護を続けるなら、上手に「離れる」ことも大切
がんばりすぎる介護家族ほど、限界が来てから倒れてしまうことがあります。
定期的にショートステイを挟む。
それが、在宅介護を長く・笑顔で続けるためのコツ。
おばあちゃまも、家から離れる時間があるからこそ、
「やっぱり家がいい」と素直に思える。
そういう循環が、親子をちょうどいい距離で結んでくれるのだと、現場で見ていて思います。

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