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「夕飯にラーメン!?」――糖尿病予備軍のおばあちゃまと「良かれと思って」の落とし穴

介護

「インスリン注射、打ちますよ」とお医者さんから

ポテチの担当している、ある利用者さん(80代女性)。
先日の検診で、ヘモグロビンA1cが2桁に乗ってしまいました

血糖コントロールが、もう自分の力だけでは追いつかないレベル。
お医者さんからは、

医師
医師

来月までに間食をやめて、体重を落としてください。落とせなかったら、インスリンの注射に切り替えます。

と、しっかり宣告されたそうです。

「お腹に注射なんて打ちたくない」と、おばあちゃまは大慌て。
それは、本気で頑張らないと、と思いますよね。

間食はやめました。でも――

リハビリの合間に、おばあちゃまが話してくれました。

間食はね、ちゃんとやめてるの

「えらい!その意気です」とポテチ。
でも、なんだか歯切れが悪い。

聞いていくうちに、ちょっと気になる話が出てきました。

最近ね、もう自炊するのが大変で。お惣菜とか、外で食べることが増えちゃってね

ふむふむ、それはあるある。
でも、80代の食事内容としては、ちょっと油断ならない。
さらに踏み込んで聞いてみました。

「夕飯は、ラーメン」

「夕食は、何を食べてるんですか?」

ラーメン

え。

「……ラーメン、ですか?」

そう、ラーメン。お野菜も入ってるし、お腹も膨れるしね

ポテチ、心の中で「ぎゃー」と叫びました。

ラーメン、夜に、毎日。

スープには塩分も糖質もたっぷり。
麺は精製された炭水化物の塊。
チャーシューや卵が入っても、野菜は申し訳程度。

「夕飯にラーメンは、血糖値が気になる方には、ちょっと厳しいかもしれません……」

おばあちゃまは、きょとんとした顔。

「悪いとは知らなかった」って。

「体にいいと思ってた」野菜ジュースの罠

会話はそのまま、食事の話に。

体にいいから、野菜ジュースを毎日飲んでるの

「……どれくらい飲んでます?」

がぶがぶ飲んでるわよ

うわー。

市販の野菜ジュース、確かに野菜の栄養はとれます。
でも、飲みやすくするために、かなり糖分が入っているものもあるんです。
果汁ミックス系はとくに。

200ml で角砂糖5〜6個分、なんて商品もあります。
それを「体にいい」とがぶ飲み……は、糖尿病予備軍さんには、なかなかハードな選択。

微糖ヨーグルト・微糖コーヒー…全部アウトでした

おばあちゃまの「健康習慣」、まだ続きます。

朝はね、ヨーグルトにドライフルーツ入れて食べてるの

「ヨーグルトは、無糖ですか?」

微糖よ。ほら、ちょっと甘くないと食べにくいから

「ドライフルーツは……」

自然の甘さだから、お砂糖よりいいかなと思って

ポテチ、しゃがみそうになりました。

ドライフルーツは、水分が抜けて糖分が凝縮された状態。
「自然」だから安心、というわけではないんです。
レーズンやマンゴーは特に糖質が多い。

さらに。

「コーヒーは飲みます?」

飲んでるわよ。微糖のやつにミルクを入れて

微糖 × ミルク。じわじわ糖と脂肪。

おばあちゃまは、本当に、本気で、体にいいと思ってやっていたんです。
責められない。情報が届いてないだけ。

リハビリそっちのけで、食事の話

その日のリハビリは、もう、食事の話で半分終わりました。

  • ラーメンは、せめて週1〜2回まで
  • 野菜ジュースは「飲み物」じゃなくて「食事の一部」と思ってね
  • 微糖でも「糖」が入ってるから、無糖か水・お茶が一番
  • ドライフルーツも、生のフルーツ少しの方が安心

お話するたびに、おばあちゃまは「えぇ〜」「そうなの〜」と嘆いていました。

体にいいと思って、頑張ってたのにね〜

その気持ちは本当に分かる。
でも、頑張りの方向がズレていたら、結果は出てこない。
むしろ、糖尿病が進んでしまう。

「ラーメン、どうしても食べたい」――そんなときの選択肢として、低糖質麺もあります。
麺の糖質をぐっと抑えられるので、夕飯ラーメンの代替にちょうどいい。
紀文の「糖質0g麺」は、スーパーでも買えて、シニアにも親しみやすい定番です。

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「お家のジュース、引き取って〜」

会話の最後に、おばあちゃまが言いました。

家にね、Amazonで届いた野菜ジュースが、まだ1箱あるのよ。ポテチさん、今度ここに持ってくるから、引き取ってくれない?

ポテチ、ぷふっとなりました。

「もったいないから、自分で飲んじゃう」じゃないところが、おばあちゃまの偉いところ。
ちゃんと、「これはやめる」と決めたんです。

「もちろん、いただきますよ」

ポテチもジュースは飲みすぎ注意ですが、おばあちゃまの覚悟を、ちゃんと受け取ろうと思います。

良かれと思って、が一番怖い

糖尿病予備軍の方の食事指導で、いつも痛感すること。

「良かれと思って」が、一番怖い。

意識的にケーキを食べるのは止められても、
「健康的」と信じて続けている習慣は、止まらない。

野菜ジュース、ドライフルーツ、微糖、低糖、ノンカロリー、無添加……。
言葉に騙されず、ラベルの「炭水化物」「糖質」の数字を見るクセをつけたい。

おばあちゃまも、来月の検診までに、できるかぎりの軌道修正中です。

「お腹に注射、絶対イヤ」その気持ちが、頑張る原動力になっていますように。

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