リハビリが順調に進んで、「8月中にはおうちに帰れるかも」と思っていた矢先のことでした。
今回のご利用者様は、認知症の症状もほとんどなく、リハビリにも前向きに取り組んでおられました。
リハビリ開始から1ヶ月半が経ち、車椅子生活ではあるものの、「このままいけば…」という希望が見えていたのです。
ところが、ある日、ベッド横のタンスを開けようと少しだけ歩かれた時に、バランスを崩して転倒。
残念ながら骨折となってしまいました。
「大丈夫かな」と思っていたからこそ、今回の転倒はショックが大きくて…。
でも、こういう“ちょっとした油断”で、事故って本当に起きてしまうんですよね。
短期集中リハビリには期限がある
うちの施設では「短期集中リハビリ加算」を取っており、入所から3ヶ月間は、毎日リハビリを行うことができます。
でも3ヶ月を過ぎると、リハビリは週3回に減ってしまいます。
だからこそ、できれば3ヶ月以内に在宅復帰を目指したかった。
今回のような転倒で計画が崩れてしまうと、本人やご家族にとってだけでなく、施設としても色々と痛手なんです。
在宅復帰率と職員の現実
正直に言うと、在宅復帰率って、施設にとってはとても大事な数字なんです。
この数字が高いと診療報酬も上がりますし、私たち職員の給料にも関わってくる…。
もちろん数字のために介護をしているわけではないけれど、制度の中で運営する以上、無視できないのが現実です。
だからこそ、「帰れるはずだった人を帰せなかった」というのは、本当に悔しい。
ぬ〜……困った。これが、今の正直な気持ちです。
\ ちょっとした対策が、大きな安心に /
転倒って、本当に「まさか、こんなことで…?」という場面で起きるんですよね。
自宅でも、ほんの少しの工夫で事故を減らすことができますよ。
🔸 夜間の移動も安心に
人感センサーライトがあると、暗い中でもパッと自動で点灯。
トイレに行くとき、廊下での転倒予防にとても役立ちます。
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