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コルセットはいつまで必要?腰痛と腹式呼吸のすすめ

介護の現場から

最近、私の担当させていただいている方々の中で「腰痛」でコルセットを着けている人が増えてきました。
「腰が痛いから、これをしてないと安心できない」という人もいれば、「苦しいから着けたくない」という人もいて、本当に両極端な意見が出てきます。

急性期にはコルセットが支えになる

腰痛が出始めたばかりの急性期には、コルセットは有効です。
寝ている時までは必要ありませんが、立ったり座ったり、動いている時にはコルセットが体を支えてくれるので、安心して生活できます。

ただし、ここで誤解されやすいのが「コルセットの支柱で体を支えている」という考え方。
ポテチはそうではなく、コルセットは腹圧を高めることで体幹を安定させる役割だと思っています。

慢性期には腹筋が大事

痛みが落ち着いてくる慢性期に入ったら、コルセットは外していくのが理想です。
そこで大切になるのが「腹筋」。
でも、高齢の方にいきなり腹筋運動を勧めても強度が高すぎて続きません。

おすすめは「腹式呼吸」

そこでおすすめしたいのが、腹式呼吸です。
「腹式呼吸?そんなの簡単でしょ」と思うかもしれませんが、意外とできない人が多いんです。
特に女性は胸式呼吸の方が多いため、最初はお腹を使った呼吸がうまくできないこともあります。

お腹に手を当てて、鼻から息を吸ってお腹をふくらませ、口からゆっくり吐いてへこませる。
これを繰り返すことで、自然と腹筋が鍛えられ、腰の安定につながっていきます。

無理なくできる腹筋トレーニングとして、日常の中に取り入れてみてほしい方法です。

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