記事内に広告が含まれています。

4回目の転倒。そして「あなたが正しかったよ」の言葉に、泣きそうになった日。

介護の現場から

やっちまいました、4回目の転倒。

これまではなんとか歩行器で頑張っていたけど、もう限界かな。今回は居室での転倒。ちょっと手を伸ばした拍子に、歩行器がスーッと滑っていって、支えを失い、ドサッと。

ほとぼりが覚めたころに居室に伺うと、ベッドで横になっていたご本人が、ぽつりと一言。

「あんたが正しかったよ」

「えっ?!」 何のこと??

「車椅子にするか、食席変えるかって言っただろ」と。

「あぁ。」結局食席を変更して、歩行器はそのままにしたんだけど。
けど、居室で転倒したってことは、やっぱり車椅子への変更が正解だったのかもしれない。

とりあえず、使用しない歩行器は邪魔になるし、本人も気になるだろうから、一旦リハ室へ持ち帰ることに。「また筋トレからだね」と声をかけると、「うん」と頷いてくれた。

家に帰りたい、その一心で、ずっと歩行器にこだわっていた。でも、さすがに今回の転倒で、現実を受け止めてくれたようです。

切ないなぁ。

一度は歩けるようになったのに、ほんの小さな風邪をきっかけに、体力が落ちて、また一からやり直し。

介護って、登っては下がって、また登るの繰り返し。でも、そのたびに一緒に頑張るって決めているから、また今日からスタートです。

【累計販売実績20,000脚以上】介護のプロが選ぶ高齢者向けダイニングチェア

コメント