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老健でもコロナ注意報――ニンバスとアマビエを思い出して

介護の現場から

さてさて、今年のコロナは喉にくるようですね。
名前は「ニンバス」だそうで。あれ、ハリーポッターに出てきた杖……じゃなくて、飛行用の箒の名前でしたね。なんだか妙に耳に残る響きです。

そんなこんなで、老健でも コロナ注意報発令中
ポツリポツリと陽性者が出ています。しかも「熱がなくても陽性」というパターンもあって、もう訳がわからん状態。職員も数名お休み中で、この暑さも相まって、みんなフラフラしています。

今の老健流は「コロナに罹っていなくても、同室者は隔離」。
薬がなかった頃は、国から補助金が出ていたので、隔離部屋を空けておくなんてこともできましたが、今はそんなことをやっていたら施設が潰れてしまいます。だからもう一種の“団体責任”みたいな感じ。

さらに厄介なのは、その隔離部屋の中で時間差で陽性者が出ると、どんどん隔離期間が延びてしまうこと。
隔離が解除されて部屋から出てこられると、みなさん一様に ぐっと歳をとったような表情 になっています。そして決まって「家に帰りたい」と願われます。理由がわからず閉じ込められていると思っている方もいて、心のダメージは計り知れません。

「早くコロナよ去れ!」
そんな思いで、久々に アマビエ の姿を思い出しました。

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