理学療法士の仕事

介護の現場から

今日は鉄剤の点滴のこと

大腸がんターミナル期の利用者さんと過ごすデイケアの日記。鉄剤点滴と出血の関係をやさしく説明し、日常を守る具体策と観察ポイントを理学療法士目線でまとめました。
介護の現場から

突然の別れと向き合う日々──老健のリハビリ現場から

老健でのリハビリ中に訪れる「突然の別れ」。キューブラー・ロスの死の受容モデルと重ねながら、利用者様やご家族への想い、ケアする側の心の整え方を振り返ります。
介護

老後のお金、持っているか持っていないかで大きく変わる介護の現実

老後に必要なお金はどのくらい?有料老人ホームや特養の実態、医療と経営の裏側を理学療法士が体験を交えて解説。介護とお金のリアルを知って備えましょう。
介護

入院で動けなくなった親、いきなり家に帰すのが不安なら——老健という選択をPTからおすすめします

理学療法士として老健に勤務している私が、「入院後にADLが低下した親」を持つご家族へ伝えたい老健の役割と安心感。退院後すぐに自宅へ戻すのが不安な方へ。
介護の現場から

ビビりなお爺ちゃんとの、3年目の立ち上がり訓練

うちの入所者さんに、ちょっと“ビビり”なお爺ちゃんがいます。左片麻痺になって10年以上、私と付き合いも3年目。でも、毎回の立ち上がり訓練では、いつも緊張と恐怖が先に来てしまうんです。「今日はできそうですね」と声をかけても、「いや〜、今日はち...
介護の現場から

脳出血からの帰宅希望。鍵になるのは「ケアマネジャー選び」

脳出血で片麻痺と高次脳機能障害が残った男性。自宅への帰宅希望を叶えるため、支援の要となるケアマネ選びの重要性を考えます。
介護の現場から

杖でスイスイ、再び自分の足で

車椅子生活をしていた利用者様が、先日から無事に 杖歩行生活 に戻ることができました。屋外歩行の練習、階段昇降訓練、バランス訓練……と、しっかり行っていて、私的には「いつからでもOKですよ!」という状態だったのですが、ご本人の気持ちが追いつか...
介護の現場から

杖での一歩、そして「餅は餅屋」に納得した日。

先日、退所前訪問に行ってきました。今回のご本人は、杖での歩行が安定してきた方。施設からご自宅まで車で向かい、車を降りてからは杖で歩いてご自宅へ。門の段差もアプローチの段差も、上り框(かまち)もすんなりとクリア。以前、亡くなったご主人が使って...
介護の現場から

順調だったのに…転倒骨折でまた振り出しに

リハビリが順調に進んで、「8月中にはおうちに帰れるかも」と思っていた矢先のことでした。今回のご利用者様は、認知症の症状もほとんどなく、リハビリにも前向きに取り組んでおられました。リハビリ開始から1ヶ月半が経ち、車椅子生活ではあるものの、「こ...
介護の現場から

退所前訪問って、なにするの?

ポテチの働く老健では、退所の前に「退所前訪問」というものを行っています。これは、利用者さんが自宅に戻っても安全に、できるだけ自立して生活できるようにするための大事なイベント。どんなことをするの?退所前訪問では、主にこんなことをチェックします...