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同窓会の後に届いたLINE──一人で抱えていた友人の介護

ポテチの日常

先日、久しぶりに同窓会がありました。昔は恋愛や仕事の話で盛り上がっていたのに、今では健康、お金、そして「親の介護」が共通の話題になるお年頃。そんな中、後日同級生の子からLINEが届きました。

どうも、一人っ子の彼女はこれまでご両親の介護をほぼ一人で担っていたようで、一時期は休職するほど追い詰められていたと。その後、両親とも老健に入所できて少し落ち着いたものの、彼女にはひとつの不安がありました。

老健はいつまで居られるか分からない。
特養にも申し込んでいるけど、まだ順番が先みたい……


特養は“順番待ち”だけではない

確かに特養はどこも順番待ちが激しく、200人待ちなんて話も珍しくありません。でも、これは誤解されがちなのですが、待ち人数がそのまま「自分が200人後ろ」という意味ではありません。

なぜなら、その中にはすでに

  • 他の施設に入所した人
  • 申し込みだけして様子見の人
  • 状態が改善して在宅に戻った人
  • 亡くなられた方

などが一定数含まれているからです。


特養は「状況を伝えた人」から前に進むことがある

ここで大事なのは、申し込み後も継続的に「現在の状況」を施設に伝えること。

多くの人は申し込みをして、そのまま何カ月も放置してしまいます。しかし、特養側は“本当に必要な人”から優先して入所を進めたいのです。

例えば、

  • 本人の身体状況が悪化したとき
  • 在宅での生活が困難になってきたとき
  • 介護者(子ども)の健康状態が悪化したとき
  • 仕事との両立が難しくなったとき

こういった「介護負担の変化」も、すべて入所調整に影響します。


「親が年を取る」は「子も年を取る」ということ

多くの方が見落としがちなポイントですが、親が高齢になるということは、子ども自身もまた年齢を重ねているということです。

若い頃なら無理ができた介護も、50代・60代になると一気に負担が大きくなります。腰痛、メンタル不調、仕事との両立──どれも深刻。

だからこそ、介護者が弱ってきている状況も、遠慮せず特養に伝えるべきなのです。


日本人よ、もっと制度を使おう

日本人はどうしても遠慮してしまいがちです。

「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び……」

いやいや、いつの時代の話ですか?

介護は“頑張った人ほど壊れる”世界です。もっと上手く、もっと賢く、介護保険制度を利用しましょう。

あなた自身が倒れたら元も子もありません。


まとめ:申し込みっぱなしではなく、声を届けに行こう

  • 特養の順番は「待ち人数=自分の順番」ではない
  • 状態の変化は積極的に伝えるべき
  • 介護者が限界のときも立派な“入所理由”になる
  • 遠慮は不要。制度は使うためにある

もしあなたの周りにも特養待ちで困っている方がいたら、この話をぜひ伝えてあげてください。

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