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大人の塗り絵が施設で人気です|高齢者にもおすすめしたい3冊

介護の現場から

最近、本屋さんでもよく見かけるようになった大人の塗り絵

実はこれ、うちの施設でもじわじわ流行っています。

入所でも通所でも、机の上に色鉛筆を並べて、みなさん静かに塗り絵に向かっている時間があります。

昭和の暮らしの絵、懐かしい風景、きれいな花、そして曼荼羅。

同じ塗り絵でも、塗る人によって仕上がりが全然違うんです。

「この色使い、すごくいいですね」
「わぁ、きれい!」

そんなふうに声をかけると、みなさん本当にうれしそうに笑われます。

塗り絵って、ただの暇つぶしじゃないんですよ。
静かに集中できて、できあがる喜びもあって、しかも作品として残る。

高齢者のレクリエーションとして、とても優秀だなぁと感じています。

塗り絵が高齢者に人気の理由

塗り絵のよいところは、取り組みやすさです。

難しいルールはありません。
好きな色を選んで、少しずつ塗っていけばいい。

それだけなのですが、その中にはいろいろな要素があります。

  • 色を選ぶ楽しさ
  • 手を動かすことによる刺激
  • 枠の中を塗る集中力
  • 仕上がったときの達成感
  • 「きれいだね」と褒められるうれしさ

認知症の方でも取り組みやすく、言葉でのやり取りが少ない方でも参加しやすいのも大きな魅力です。

また、昔の暮らしや風景の絵柄は、自然と会話のきっかけにもなります。

「これ、昔こうだったよね」
「うちにもこんなのあったよ」

そんなふうに、塗り絵から思い出話が始まることもよくあります。

塗り絵に期待できる効果

塗り絵には、こんなよさがあると感じています。

  • 集中しやすい:一つの作業に気持ちを向けやすい
  • 気分転換になる:静かに取り組むことで気持ちが整いやすい
  • 手指を使う:色鉛筆を持って塗る動作そのものが活動になる
  • 達成感がある:完成した作品が目に見える形で残る
  • 会話が生まれる:作品を見ながら自然に交流しやすい

特に曼荼羅のように繰り返し模様を塗っていくタイプは、無心になりやすく、落ち着いて取り組める方も多い印象です。

花や風景の塗り絵は、やさしい気持ちになったり、懐かしい記憶につながったりするのがよいところ。

施設の中で、ちょっと心が整う時間を作ってくれる活動の一つだと思います。

施設でもおすすめしたい大人の塗り絵3冊

ここからは、実際におすすめしたい塗り絵本を3冊ご紹介します。

1.日本の風景 大人の塗り絵

まずおすすめしたいのが、日本の風景 大人の塗り絵です。

風景の塗り絵は、やはり高齢の方に人気があります。

山や町並み、四季を感じる景色などは、「懐かしいねぇ」と会話が生まれやすいんですよね。

色の選び方にも個性が出やすく、同じ絵でも、明るく仕上がる人、しっとり落ち着いた色でまとめる人、それぞれ違って見ていてとても面白いです。

回想につながりやすい一冊として、施設レクにも向いていると思います。

2.決定版!昭和の風景塗り絵50選

決定版!昭和の風景塗り絵50選は、まさに施設向きの一冊です。

昭和の暮らしの場面というのは、高齢の方にとってとても身近です。

「こういうのあったね」
「昔はこうやってたよ」

そんな会話が自然に出てきます。

塗り絵そのものを楽しむだけでなく、昔の記憶を引き出しやすいのが大きな魅力です。

やさしい絵柄で取り組みやすく、細かすぎないので、「難しいのはちょっと…」という方にもすすめやすいです。

3.flower mandalas 心を整える、花々のマンダラぬりえ

そして、今回ぜひ入れたいのがflower mandalas 心を整える、花々のマンダラぬりえです。

曼荼羅というと「難しそう」と思われる方もいるのですが、花がモチーフになっていることで、とてもやわらかい印象になります。

見ているだけでもきれいですし、塗り始めると不思議と集中できます。

同じ模様が続くので、落ち着いてコツコツ進めやすいんですよね。

しかも、完成するととても華やか。

「これ飾りたいね」
「きれいにできた!」

そんな満足感につながりやすい一冊です。

花のやさしさと、曼荼羅の集中しやすさ。
この組み合わせは、かなり強いと思います。

塗り絵は、その人らしさが出るのがいい

塗り絵を見ていていつも思うのは、その人らしさが出るということです。

ぱっと明るい色を使う方もいれば、落ち着いた色で丁寧に仕上げる方もいる。

「この花は赤!」と迷わず進む方もいれば、じっくり考えて色を選ぶ方もいます。

同じ下絵でも、できあがる作品は本当にそれぞれです。

だから見ていて飽きないし、「この色の組み合わせ、素敵ですね」と伝えたくなるんですよね。

そして褒められたときの、あのうれしそうなお顔。

あれを見るたびに、塗り絵っていいなぁと思います。

まとめ|大人の塗り絵は施設レクにもぴったり

大人の塗り絵は、施設でも取り入れやすく、認知症の方にもおすすめしやすい活動です。

集中しやすく、手も使えて、会話も生まれる。
そして、完成したときにはしっかり達成感がある。

うちの施設で流行っているのも、よくわかる気がします。

今回ご紹介した3冊は、それぞれ魅力が違います。

  • 日本の風景 大人の塗り絵:懐かしさや回想につながりやすい
  • 決定版!昭和の風景塗り絵50選:昭和の記憶がよみがえりやすい
  • flower mandalas 心を整える、花々のマンダラぬりえ:花と曼荼羅の癒しを両方楽しめる

「何かいいレクリエーションないかな」と思ったとき、塗り絵はとてもやさしい選択肢だと思います。

静かな時間の中で、その人らしい色がひとつずつ増えていく。
そんな時間って、なんだかいいですよね。

高齢者へのちょっとしたプレゼントにもおすすめです。

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