自分ではまだ若いと思っている
最近、昔のYouTubeを見直していて
ふと思ったことがあります。
「あれ、スーザン・ボイルって
結構なおばさんだったよな…」
でもその瞬間、気づいたんです。
あれ?
私、もうあの年齢に
とっくになってるんじゃない?
人は、自分が年をとったことに
なかなか気づかないものですね。
そんなことを思ったのは
老健で出会った
97歳の女性との会話がきっかけでした。
97歳の女性
私がリハビリで関わっている、
97歳の女性がいます。
年齢のわりに、
見た目はとても若く見える方です。
この間、髪を切ることになったので
聞いてみました。
「今まではどんな髪型にしていたんですか?」
「どんなのが似合うんですか?」
すると返ってきた答えは
「わからない」
えっ。
97年も生きてきたんだから、
自分に似合う髪型ぐらい
わかるでしょう。
そう思って突っ込んでみたところ
「興味がなかったから、
考えたことがないのよね」
と、さらっと言うんです。
その人の人生
話を聞くと、若いころは長女。
下の兄弟の面倒を見ながら、
いろいろ苦労してきたそうです。
歳をとってからは、
歳の離れた妹さんが
面倒を見てくれていたそうで。
妹に言われるがまま、
生活してきたとのこと。
「だからね、
あんまり考えないで
生きてきたのよ」
と、笑うんです。
よく言えば
とても楽観的。
そういう生き方は
やっぱり顔にも出るのかな、
なんて思ったりします。
同じ97歳でも
同じ97歳でも、
まったく違う表情の人もいます。
眉間にしわを寄せて、
いつも沈んだ顔をしている人。
「娘に迷惑をかけたくない」
「歩けるようになりたい」
「家に帰りたい」
体は痛いし、
先のことは不安。
ぐるぐる、ぐるぐる。
心配が止まらない。
夜は眠りも浅く、
昼間は車椅子に座りながら
うとうと…。
同じ年齢でも、
その人の人生や考え方で
こんなにも
表情が違うんだなと思います。
私はどんな97歳になるんだろう
ふと考えます。
自分が97歳になったとき、
どんなおばあさんになっているんだろう。
眉間にしわを寄せて
心配ばかりしているのか。
それとも
「まあ、なんとかなるでしょ」
と笑っているのか。
答えはまだわかりません。
でも、ひとつ思うのは
今の毎日が
きっと未来の顔を作るんだろうな、
ということ。
そんなことを考えながら、
今日も利用者さんと一緒に
リハビリをしています。

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